昨日は、利根川水系取水にホルムアルデヒドが混入したということから、突然の断水のお知らせで驚いた。
さて、いよいよの22日スカイツリーオープンの初日チケット入手に間に合わなかった人でも、21日の太陽がリング状に欠ける金環日食を見るのについては、きちんと準備さえすれば誰でも見られます。
なんと今回は、日食の中心線が 市川、船橋、鎌ヶ谷を通りますから、私たち千葉・東葛エリアに住む人たちには嬉しいことです。月が地球の周りを回る軌道は楕円軌道のため、そのちょっとした違いで起きる自然現象の天文学的出会いによる妙なる天体ショーが見られるわけです。
ところで、皆既日食と金環食とは何が違うか?
それは、地球と月の距離は平均38万キロと言われて、楕円軌道の地球に近い時と遠い時で36万キロから40万キロまで両者の距離が変わります。通常の太陽は地球上何処で見ても一緒ですが、地上から見た太陽と月の視直径は常に変化するのです。金環日食の場合は月が最も地球から離れた時、月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状に見え、これを金環日食(または金環食。annular eclipse)と言います。つまり見かけ上の月が小さい時に金環日食となり、金環日食の場合コロナは見られません。
そして逆の場合は、月の視直径が太陽より大きくなり、太陽の全体が隠される場合を皆既日食(total eclipse)と言います。皆既日食の時間が各地でそれぞれ違うのも地球と月の距離の違う為です。
というわけで、今回はこのあたりでも十分エンジョイできることになるはずです。前日に7時半ごろの太陽の高さを確認し、遮るものがないか、窓の結露を拭いておくなどベストポジションで対峙するようお勧めします。もし、雲にかからず見ることが出来る時は、その際の太陽の光は非常に強力なので、誤った方法・不適切な道具を使って観測すると目に不可逆的な傷害を負う危険性があります。一番欠けた時でも道具無しに直接目で見ることは避けて(サングラスでもダメ)ください。
それでも観測用グッズは数がないため、子供むけに「ピンホールボックスの作り方」を教える教室があるようですが、現代はネット検索すると下記がありました。
http://www.annulareclipse2012.com/goods.html#no2-1
さて、天文好きの友人から更なるニュース。ななな、なんと金星食という金星が太陽の前を通過は6月6日14時11分から日没まで、金星が月の後ろへ隠れるのは8月14日早朝の午前3時ごろにあるのだそうです。