おしどりマコ(医大出身の芸能人レポーター)が書いた週刊文春(2012年3月1日春の特大号)の「衝撃スクープ 郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い!」という記事について、取材対象者である医師から「事実と違うことや、言ってはいないようなことがある」と指摘されたことで、そのセンセーショナルな報道活動が話題となった。
しかし、おしどりマコと週刊文春側の記者会見では、3月1日号「週刊文春」、記事とすると話したうえで取材しており、その取材音源やその他のデータも有ると主張、取材した医師側の会見の内容は当該記事と同じものであると主張する。
内容は郡山11人に検査結果から異常が出ていたと考えられることを公にしたことから、思わぬ波紋をよんだものだ。二次検査、そのご経過監査となっているため、直ちに危ない状況だと言い立てる趣旨のものではなかったと医師側は言いたいのかもしれない。被曝被災者の子供の母親たちが甲状腺がん異常おきたことが明らかになってきて、悩みを抱えるを被災者同士にきちんと伝えてしてほしいとの切実な希望があったものだが、そのことを報道側は記事に書くに至っていなかった。悩める親たちは被災者の親たちの心情と実態を知ってほしいと考えたが、報道する側は正確な報道と影響を考えて渋った状況がある。一方、おしどりマコは大学時代に医学部(中退)にいたこともあって、事故以来果敢に取材を続けており、週刊文春が取り上げた格好だ。
確かに、チェルノブイリでも子供たちに多くの被害が出ている。放射能被災と考えられる関東の地区の子供も早く検査を受けて欲しいと考えるからだろう。肝心のS医師から誤報だとの指摘がでたが、誤報ではなく事実だとのやり取りが成されて、現場の難しさを露わにしたが、そうした背景を説明するためにおしどりマコが記者クラブで会見した事情だった。
おしどりマコ:
自由報道協会理事。東京電力福島第一原子力発電所事故(東日本大震災)後、随時行われている東京電力の記者会見、及び政府・東京電力統合対策室合同記者会見にも出席し、また現地取材も積極的に行って質問し、その模様をウェブマガジンで公開している。
鳥取大学医学部生命科学科中退。海外公演を経験後に独立しアコーディオン弾き語り等を始める。