2012年04月15日

原発4号機の燃料プールは本当はどうなっているか

仏独共同の国営放送局ARTE 「フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実」
監督:ミヒャエル・ミュラー/ペーター・F・ミュラー/フィリップ・アブレシュ

独仏共同制作の映像の訳文が下記ウエッブで紹介されて、ご覧になれます。
長いので、とりあえず肝要な部分をコピーしましたが、是非、
http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-577.html
全体も読んでください。


フクシマ−最悪事故の陰に潜む真実 投稿者 IAppealToYou

:::::訳文の一部を紹介:::::::

原子炉エンジニアであるアーノルド・ガンダーセン氏は、アメリカで原発を操業する大手電力会社の監査委員会に所属しているほかアメリカの原子力規制委員会や議会でも顧問を務めている。
ガンダーセン氏は福島原発事故を事故発生直後からずっと注意深く観察し続けてきた。

(ガンダーセン氏)
第1号機では、すでに地震で配管が壊れたことを示す徴候があります。
ということは津波が到達するまでに、すでに原子炉の冷却はできなくなっていたのです。

第2号機と第3号機では地震と津波が来て、最初の数時間はまだ普通に冷却されていました。
でも、第1号機では地震ですでに問題が起きていたのです。

ヴォルフガング・クロンプと彼のリスク研究所の同僚は、チェルノブイリの事故があった直後にも事故の影響を分析してきた。
彼は、日本のエネルギー政策が無責任だと語る。(クロンプ氏)
最大の過ちはなによりも、これほど地震の多い国に原発を建設したということです。
このような土地に原発はまったく不適です。 ・・・・・・・・・・省略

東電は2011年の11月になって初めて、4号機で爆発があった事実を認めた。しかしそれでもその水素ガスが燃料プールから、発生したものだとは認めようとしなかった。
というのも、それを認めてしまえば、燃料がしっかり冷却できなかったことを認めざるを得なくなるからだ。
それで彼らは、自分たちの解釈を説明した。
(アルバレス氏)
東電は4号機の爆発は水素爆発だった、
そしてその水素は、3号機と繋がっている共通の排気筒を通して、3号機から水素が4号機に流れ込み、爆発を起こした、と説明しています。
私自身は、この説明に信憑性があるとは思えません。
日本の東京大学の学者も、日本原子力研究開発機構も、この説を疑っている。
3号機の爆発が起きてから4号機の爆発まで、20時間も経っていることもそれでは説明がつかない。
(クロンプ氏)
2つ目の説があります。
これは、長くジェネラル・エレクトリック社に務め、スリーマイル島の事故があったときにも、事故の収束にたずさわっていたマイルスという、原子力エンジニアが主張している説ですが、彼や私の知っているエンジニアたちはこう解釈しています。
つまり、まず地震で燃料プールに亀裂が入り、水が流出してしまった。
それで、ウラン燃料の被膜をつくっているジルコニウムが、とても高い温度に達して自然に発火してしまった。
そのときに水素も同時に発生したために、爆発が起きた
、というものです。

結果的に爆発は途方もない破壊をもたらした。
燃料プールには点検のため原子炉から取り出された燃料が入っていただけではなく、200本以上の燃料棒が入っている。燃料プールに充分な水がなければ、これらは途方もない脅威を意味する。
東電は2012年1月にもまだ事態の過小評価を試みている。
東電のスポークスマンの主張は、世界の専門家たちによる原子炉画像のどんな分析にもあらゆる点で矛盾している。

ガンダーセン氏)
私が3号機の爆発の画像を見る限り、1号機で起こった爆発や、その他の水素爆発から、私が見て知っているどの爆発とも、はっきり異なることがよくわかります。
このスライドはどれも300分の1秒の間隔で撮られたものです。
5番目のスライドで3号機の爆発が始まります。
鋭い閃光が走るのが見えています。
これは即発臨界の始まりを示します。
建物の右の部分から炎が突き抜けます。
そしてこここそ、燃料プールがある場所なのです。
ですから私は、燃料プール自体が爆発の原因であったと考えているのです。
爆発がピークに達した時、黒煙とともに、がれきが木っ端微塵に飛び散るのが見えます。

燃料も中に入っています。ありがたいことに、そのほとんどが海に吹き飛ばされました。

燃料にはウランとプルトニウムが入っています。
そしてプルトニウムに関しては、25万年も環境に留まるのです。
この煙は約1キロも空中に上昇しています。
燃料プールから燃料が吹き飛ぶには、燃料が異常な熱と異常な速度を持たなければいけません。
これを私たちは即発臨界、と呼んでいます。
これは原子爆弾に似ていますが、それほどはひどくないというところです
そしてこれは、通常の水素爆発とは異なります。
化学的爆発というのがある一方で、原子爆弾というのがあります。
ここで起きたのは、その中間、と呼べるでしょう。
これは核分裂の連鎖反応であり、これは非常に高い速度で進行します。
水という水がすべて蒸発し原子炉の金属も溶かし、そして燃料がプールから上に吹き飛ばされて、何マイルもの領域にわたって降り注いだのです。

米国の原子力規制委員会でも早々と、3号機の爆発は単なる化学的水素爆発ではなく、劇的なものであったと報告している。
インターンの電子メールで3月25日に、膨大な量の蒸気は放射能特有のプロセスであった可能性が高く、つまり意図しない臨界による熱があったことを示唆している。
この分析のことはまったく公に知られていない。
(ガンダーセン氏)
事故のすぐ直後に世界で有数の原子力産業アレバ社やジェネラルエレクトリック社、ウェスティングハウス社などがこぞってこのことを公にしないようにと、国会に圧力をかけ始めたことを私たちは知っています。

しかし私たちは、アレバ社がスタンフォード大学で報告発表を、開催するということを突き止めることに成功しました。
あそこではどれだけ深刻であるかが、報告されたのです。
そして、やはりジェネラルエレクトリック社やウェスティングハウス社に管理されている主要メディアは、このストーリーを過小に伝えることに徹底しました。
フランスはパリの、アレバ社の本社ビル。
アレバ社は世界で最大級の核産業企業であり、ウランとプルトニウムからできている悪評の高いMOX燃料の納品会社だ。
福島第一3号機で使用されていたMOX燃料もアレバ社のものだ。
アレバ社でも事故はすぐに分析された。
ドイツの原子炉安全協会もこの報告をもとにデータを出しているが、4号機では事故直後に燃料プールで爆発と火災が起こったと記載されている

 
この頃のドラマチックな画像として、ヘリコプターで水をかけようとする様子が流れましたが、彼らはこの時、原子炉に水をかけようとしたのではないのです。
 そうではなく、4号機の燃料プールに水を入れようとしたのです。
 彼らはなるべく下降してどうにか少しでも燃料棒が入っているプールに水を入れようとしたのですが、この必死の試みをとうとう断念せざるを得ませんでした。
 
水位はどんどん下がっていき、とうとう燃料棒の先端が露出してしまいました。
画像で見れるとおりです。それが原因となって、1〜3号機ですでに起きたと同じ反応が起こってしまいました。つまり、水素がどんどん発生して、4号機の建物が吹っ飛ぶだけの量に達してしまったのです。
 原子炉自体は稼動していなかったにも限らず、です。

 今、明らかにされたヘリコプターによる「水ぶっかけ」の真実、です。
 あれは、水がなくなってしまった4号機の燃料プールの中に水を入れる作業だった、とガンダーセン氏が東電に代わって真相を語ってくれました。

 稼動を停止している原子炉も、稼働中の原子炉とまったく同様に、危(あぶ)ない、と。それがまさに4号基で起きたことでした。

 「東電は、原子炉建屋と燃料プールに、上から水を入れるしかなくなった。
 東電自身も事態をかなり深刻と判断し、爆発後、4号機の作業員は全員避難を余儀なくされた。
その中で50人だけがここに残った。
 これが、外国のジャーナリストから、フクシマ・フィフティと呼ばれるようになった勇敢な50人である。

 東電は2011年の11月になって初めて、4号機で爆発があった事実を認めた。
 しかしそれでもその水素ガスが燃料プールから、発生したものだとは認めようとしなかった。
というのも、それを認めてしまえば、燃料がしっかり冷却できなかったことを認めざるを得なくなるからだ。

* アメリカが避難区域を80キロにした理由。

 (ガンダーセン氏)
 米国の原子力規制委員会は福島第一の4号機を一番危険なものと見なしています。
 というのは、燃料プールがなんの保護もなく放置されていて、燃料棒が、いつ引火して火災を起こしておかしくないからです。
 そのようなことが起きれば放射能と火災で20万人を超す人間が死亡することがありうると想定できました。
 だから米国政府は、原発から半径100キロ圏内の住民に避難勧告を出したのです。」

 日本政府は、そこに今も人を住まわせています。
 すばらしい政策です。
 日本人の人口減少作戦です。「瓦礫焼却による被災地との絆」、作戦です。

 *「(クロンプ氏)
 海が今後どのような反応を起こすかについては、まだ答えは出ていません。世界初の実験であるわけで、これから判明していくことでしょう。」

 その通り。東北の太平洋岸でこれから何が起きるか、私は非常に楽しみにしています。
 「1年たったら、あれはもう終わったことだ」、なんて。日本人の健忘症など、関係ありません。
 自然界の事実が、日本人の律令理性をして、真実に向けさせます。
 放射能は、決して消えません。
 プルトニウムは100万年の単位です。
 もともと自然界には存在しなかった物質です。
 これから事故が起きるのかなあ、ではなく、すでに起きました。
 人類には、地球の環境をリセットできません。


・・・・・・・・省略
posted by Nina at 05:37| 千葉 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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