2012年03月02日

「不検出」、ナノと丸呑み出来るのか?

これまで自治体の焼却炉では、科学実験や医療施設の廃棄物は持ちこまないので放射能物質は燃やさないはずだった。これまで「一般廃棄物の焼却炉」では、放射性廃棄物や放射能汚染物を燃やしてはいけないことになっていた。どのような仕組みにすれば放射性物資を除去できるかの確認を行っていないため、規制基準も作っていない。焼却炉にはバグフィルターが備わっているものの、現時点では「バグフィルターで取れることにしよう」という類推でしかない。

例えばダ、イオキシンは当初暫定規制値は、1m3当たり「80ナノ」から出発して、「1ナノ」になって、ヨーロッパの規制値である「0.1ナノ」に到達するまでに数年かかった。当時、環境省になぜヨーロッパ並みの規制値にすぐしなかったかという質問には規制値を作っても、実際の焼却炉での除去技術が追いついていなければ、規制値は机上の規制値になる、というのが返答だった。

ちなみに、放射能汚染物の有害な影響を考えた数値と考えるべき焼却灰の8000ベクレルというのは、量で言うと1ナノ(10億分の1グラム)くらい。1キログラムあたり10分の1億分の1グラムでも8000という値が出るのだそうで、排ガス規制から言うと、10ピコからピコオーダー。

ベクレルとは簡略にいうと、1秒間にいくつの放射線を出すかでその数があらわされる。例えば、1sあたり8000ベクレルだと、1sあたり1秒間に8000回放射線が出るという。つまり1秒間に1回放射する放射性物質だとしたら、それが8000個あるということ。
自治体焼却炉のバグフィルターで核種放射性物質が全て取れるのかの疑問が湧くが、はっきり言えない状況のようだ。

焼却炉で燃やした時に焼却灰に高濃度に放射性物質が出ていも、煙突"から放出される排ガスに放射性物質が出ていないという報告があるが、
環境省で放射能を含む処理方針出た時(6月23日)に検討したのは、高岡氏のものだけで、それで瓦礫の焼却OKという方針を決めた。

廃棄物学会では、大迫政浩さんも取れるとは言わない。国が方針実施を決めると、それなりの有識者会議が集められ、推進メンバーが周知して回る。ただ、「月刊廃棄物」誌上や専門家が参加している講演会では、そういうことは明言しない。

廃棄物資源循環学会研究発表会‐特別講演会(20111104)
http://gomi54.cocolog-nifty.com/blog/files/111109haikibutsu.pdf

国立環境研究所は、従来放射性物質を一般廃棄物焼却炉で燃やすことは法律上禁止されていたので、そういう知見、ノウハウもないという。一方、煙突から放射性物質は出ないという見識の学者もいる。地方自治体の説明会では、この件に関して99.99パーセントということで進んでいる。つまりは、自治体の焼却炉で燃やした時、バグで放射性物質を除去できる、煙突から出ないという実験例はないので、専門家の予見のようだ。
posted by Nina at 14:52| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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