しかし、認めたら他地域からの不法投棄なども出そうだ。そうしたゴミ箱にされたらたまったものではない。手賀沼のイメージがまたワーストワン時代に戻ってしまうではないか。
産経ニュース(2012.1.27)
県内で増える高濃度の放射性セシウムを含むごみ焼却灰をどこに片付けるか−。柏、松戸、流山、我孫子の4市と印西地区環境整備事業組合(印西市などで運営)から保管場所確保の要請を受けた県は、手賀沼終末処理場を提案した。だが、同処理場の所在地である我孫子、印西の両市の反発で協議は難航。このままでは早晩、ごみの焼却処理ができなくなるため、関係者は妥協点を探りぎりぎりの調整を続けている。
良い案が出れば
「地元の方々には、冷静になっていただいて、その中で良い案が出ればいいなと思っている。推移を見守りたい」
森田健作知事は、こう話し、自らとりまとめに乗り出すそぶりは見せない。焼却灰の増加で各市とも「二進も三進もいかない」(県幹部)状況にある一方で、ほかに決定的な選択肢は見当たらず、県は「手賀沼でまとまる」(同)と見込んでいるのだ。
県に解決策を要請したが、逆に問題を背負い込むことになった印西、我孫子の両市。「市民感情を考えると受け入れられない」(印西市の山崎山洋市長)などとし、関係者は「自分たちのごみは自分たちの区域内で処分すべき」との原則論で他の市を牽制(けんせい)する。
こうした経緯から、松戸市の本郷谷健次市長は「松戸市独自で対策を考えざるを得ない」と話す。同市の焼却灰保管の容量は年度内にも限界に達する見通し。ごみ焼却場の稼働停止を回避するため、市内での保管場所探しを急いでいる。
出典:「放射能汚染の焼却灰 どこに保管?」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120127/chb12012723020006-n1.htm