2010年07月18日

柏・国立癌センターを視察

●3人に1人がかかる病気
3人に1人が癌で亡くなる時代だと言われます。今、年間の死亡者100万人のうち34万人が癌であり、現状の癌患者はその倍と考えられるそうです。アビスタの図書館でも、癌に関する本が1/3くらい貸し出しになって、ほかの書架と違っています。我孫子でも相当の数の方が何らかの心配を抱えて借りているのかと気付かされて、改めて驚きました。

P6110792.JPGそこで、14日に柏にある国立癌研究センター東病院に視察を申し入れて数人の女性議員といってきました。開門間もないのに駐車場は一杯でした。院長先生、緩和ケアの医長先生が対応くださり、丁寧な説明を下さいました。やはり、レポートや文献では気付かないことを聞ける、議員の特権はこうした視察です。駐車場は当初300−400人を想定して作ったが、その倍、多いときは日に1900人が来るようになってしまったとの様子からも時代を象徴しています。全国に4拠点ある緩和ケアのサポートセンターの一つが柏の東病院なのは、心強いところです。柏、我孫子、流山を中心に対応するので、我孫子は非常に恵まれた立地だと思いました。今回のように、医療現場の先生方のご苦労を知った点でも、目で読んで終わる文書ではわからない、視察に行く意味は大きいと思う。

●癌への対処
癌に対する技術の進歩もあるが、現状の病床数からすると増える患者に対応するとしても病院の受け入れも短期になっている。以前は40日から半年だったのが、最近は2週間くらいという事だった。千葉県は、全国比較しても癌に対応する病床数が少ない県です。もっとも、30年前までは自宅で亡くなる方は半数だったが、今は14%ぐらいに減っている。癌患者の方の59%が自宅での最期を迎えることを希望されることからしても、自宅での治療ができる体制を地域の中につくれるようにする必要があるとのことでした。日本は先進国の中でも病院治療、入院に頼る状況が多い(なにぶん、団塊の世代が高齢化、そして少子化ですから、多様な問題が山積み)。核家族化で近隣に支える親族、頼れる地域の支えが見出しにくいことが、自宅より入院を選択することになるようでした。包括支援センターの限界があるとしても、やはり癌患者、ご家族へのサポート体制を早急に構築すべきです。幸いに柏には、癌の専門のプログラムで家族総合支援センターもあります。あまり知られていないので、利用者が少ないので行政としても情報提供をしていくべきでしょう。先生方は、皆保険のシステムを維持できるようでありたいと力を入れておられました。他国(英国、米国の例を話して頂いた)では医療費が高いので治療が受けられないこともあるのだとか。そういう点では、日本はやはり国保の仕組みを大事にして、滞納が増えてしまっている現状には市民の理解を進め、徴収努力は欠かせないと思います。

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posted by Nina at 14:14| 千葉 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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