月曜日の朝ははいつも我孫子駅北口で駅頭活動をするが、今日は我孫子駅南口で、朝の駅頭街宣活動をした。南口駅前には、「我孫子市ゆかりの文化人」と銘打ったプレートを設置した台座がある。ある時、駅に向かう女性から、なぜ女性の文化人を一人も掲載していないのかと指摘されて、そうだろうかと改めて見てみた。確かに「新しき村」の発会式の大きな群像写真には女性が映っているものの文化人としての掲載は一人の女性もなかった。
いつも市民からの指摘を受けて、本当に色々な事に気づかされる。男性からだったり、女性からだったりする。しかし、私の頭の中では世の中のあらゆることを男性が牽引してそれで当たり前、まして昔の女性たちは奥さんとして夫を支えるだけで、表だって何かやっているわけがないと思っていていたところもあった。優れた男性が社会的活動をする後ろで、昔の女性たちはせめてご飯の支度と子育てをするのが積の山だろうと自分を振り返ってみたそう思い込んでいた。まして、我孫子の女性の中に文化人と評価出来る人がいるなど、思いもよらないので、私はなんの疑問も思わないで我孫子駅で駅頭していた。
我孫子の歴史を調べているみると、多くの女性たちの力に気付かされたが、それまではどうしても歴史の書き手は男性が多いので男性の目からみる目線で本を読んでいた癖が抜けないのだ。たぶん世の中を変えて来たのは男性達だけなのだと思い込みで来たのだろう。自分の知っていることなど、ほんのちょっとのことでしかない、改めてそう思った。
最近、駅頭をしていると女性も私のレポートを受け取ってくれる数が増えてきた。女性はあまり政治に関わりたくない、トラブルに巻き込まれたくないという慎重な所があるので遠巻きだったように思うが、少しずつだが変化してきたのを感じている。こういう変化(チェンジ)は嬉しい!今日も寒いのに、コートのポケットから手を出して何人もの方がレポートを受け取ってくれた。それでつい、また駅頭で配ろうと思ってしまう。何とか、納税者の皆様に少しでも我孫子の議会の様子をお伝えして、我孫子のまちづくりに力を傾ける28名の議会を信頼してほしいと思う。信頼してもらうためには逆に皆さんの声を少しでも多く聞き取り反映していくことだと考えている。毎朝、駅頭で伝えたいと思う根本はそこのところだ。
来週の月曜からいよいよ3月議会だ。市制40周年を打ち出したところでもある、適切な予算配分にしていくよう、頑張っていきたい。