定額給付金に向けて、我孫子市では県内で一番最初に現金支給をすることになった。職員の昼夜におよぶ努力は相当なものだったと思う。送られてきた書類をみても、簡潔に分かり易くしてある。
外国人への配慮もされて、4日国語の通訳を置くことになっていたり、市の政策プロジェクトへの寄付金を募るというのも、私が議会質問を網羅している。もちろん、国からのバラマキ援助より、地方分権の時代の自治を担うように予算をつかえるべきではとの議論があった。しかし、国の補正予算の決まったあとでは、辞退してみても国庫に戻って我孫子に落ちる資金は減る。それなら、我孫子市の市政に寄付をしていただくようにした方が、むしろ好ましい。外国人の伴侶を持つ方はもちろんのこと、住民票が2月1日以前からある外国人家族も対象になるから、遅れることなく支給してほしい。臨時職員を雇い、正職員も三人がかかりきり、GW返上ですと気合が入っている。さすが、我孫子市役所だと言われる対応と心がけているようです。
そこで、近隣の女性議員仲間から、メールで定額給付金の扱いについて質問がきたので、Q&Aの形にして紹介します。
Q:申請の際に、身分証明書、振込先の銀行の通帳の口座番号が記されたページをコピーするようにと書類が送られてきたが、市民に評判が悪いが、我孫子市ではどうなのか?
A:専用申請用紙に、書き込んでもらう。そのことによって、口座番号の書き間違いをされることはないと考えるが、もし間違えた場合はご本人が連絡を受けて再度手続きをすることになるので、慎重にされると期待する。
Q:新聞によると我孫子では、DV(後半に説明)家庭の支給は別枠にしたそうだが、実態はどうなのか?
A:新聞記者の誤認によるもので、世帯主にあてて家族分が支給されるのは我孫子市も同じです。その代わりに、切実なDV被害にあている妻や子供のために別枠の支給ができるよう検討している。支給できることになった際には、広報に告知します。
DV相談窓口(7185-1111内戦393)でも対応します。
Q:船橋市は自腹で事務所を作ったけれど、我孫子はどうなのか?
A:我孫子は、庁舎内に定額給付金の扱いをする余裕スペースがないため、国からプレハブ事務所など事務費経費一切を支出してもらうよう請求手続きすることにしています。
DV(Domestic Violence)とは・・・・・
夫から殴るけるなど虐待をうけて、生命にかかわる状況にある。灯油をかけて火をつけられたり、雪の降る激寒の夜に裸で放り出されて凍死した例などが多数起きてきた。これまで見過ごされてきた家庭内の暴力だったが、世界的にも女性の人権を尊重しようとの潮流が起きてきたた。日本でも1999年、男女共同参画社会基本法が制定された。
避難生活をするのを余儀なくされる女性やその子供たちのため、市では相談を受けた際、保健所などのネットワークで保護施設を紹介することがある。ただし、我孫子市では避難所(シェルター)は柏市のボランティアの方たちが運営する施設に依存している(補助金負担)のが現状です。