実は、前回2004年の市長選で出馬し、現職候補に159票で惜敗した。もっとも、市民のボランティアによる急場しのぎの選挙であったのだから、善戦したのだとも言える。だいたいが、現職市長と一騎打ちの選挙とは、現職の市長が8割がた当選だと言われる。そんな厳しい状況にあって果敢に立候補する事になった横山くがこ氏は、当時の白井市が直面した合併問題に対して、住民投票を行うよう求める運動を展開した団体の一人だった。
合併をするか否かは住民生活に大きな関わりのあることなのだから、住民の大半に分かるようにまずは情報提供し、プロセスを踏んで決定すべきだと住民投票運動を立ち上げたのが横山氏のグループだった。住民投票を有効にするためには、投票資格者の意思を一定期間の間にまとめなくてはならない。その結果、合併は退けられたが、同年の秋に市長選が予定されていた。誰も立候補する者がいないと無投票で現職市長の再任となる。そこで、横山氏が急遽候補者として擁立され選挙となったのだ。僅差で当選に至らなかったので今度こそ、と言う思いは強い。
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横山氏は、非常に有能な女性である事以上に、温かみがあり、責任感、正義感が強い、4人の子供のお母さんだ。白井が町役場であった10年程前には、給食改善運動から町議となり活躍、その間に出産・育児もするというどんな時でも一生懸命に取り組むタフな一面もある。しばらくして町議を辞して、地域の運動に専念した。いち早く白井の女性議員比率が全国トップになったのも横山氏の影響が大きいはずだ。全国一運賃が高いと言われる北総線運賃の交渉でも市民、国会議員らと粘り強く交渉を続けている。
こういうヤル気・実行力のあるリーダーによって、市民が主役になるまちづくりを進めるよう、頑張って欲しい! 投票日は30日ということです。

